このブログについて

自分が発達障害じゃないかと思い始めた頃から
多少その手の本を読んだのですが、
基本的に理解できつつも引っかかる部分として、
社会自体が相対化されていない点があります。
普通の人の普通さが、そもそもどんなもんなんだよという。

もともと20代前半で心療内科に通い始めた頃に、
たまたまミシェル・フーコーの入門書を読んでいたんです。
そこに医療は単に病気を治すのではなく患者を社会に適応させる
システムなのだというようなことが書かれていて、
まさに自分の置かれている状況だなと思ったんです。

最近だとシノドスで発表されているテキストで、
社会自体を問うまなざしが含まれているものもあるのですが、
やはり全体としては少ないのではないでしょうか。

また同じ障害者でもどの部分が出やすいかは様々で、
後天的な環境による違いもあり、なかなか発達障害者を一括りには出来ないでしょう。

そうした状況を踏まえて、このブログでは時事ネタや日々の出来事を
私のアスペルガー障害の視点で綴っていこうと思います。